世界に広がるライドシェア

当初ハイヤーの配車から始まったUberのサービスは、現在66カ国、350都市以上に広がり、毎月の乗車回数は約1億回、アクティブなドライバーの数は110万人に及びます。

ドアツードアの交通の新たな選択肢として、「ライドシェア」が世界中で爆発的な人気を得ています。ライドシェアとは、地域の人々の支え合いによって成り立つ、便利で安全な移動手段です。従来から、近所の人が買い物や病院に行く足がなく困っている時、車に乗せてあげるといった慣習は世界中で存在していました。技術の発展により、UberのようなITを活用したプラットフォームを介することで、より安全・効率的・持続的な形で個人と個人をマッチングすることが可能になりました。

利用者の安全性と利便性の担保は、世界中でライドシェアの法律を議論する上でポイントとなってきました。昨年、アメリカのコロラド州で初めてライドシェアサービスを運行するための法律が施行されて以来、各地で法律の制定が積極的に行われ、さらに拡大の一途を辿っています。各地域での進展をいくつかご紹介させていただきます。


■アメリカ
半数以上の州を含む60以上の自治体で、ライドシェアを安全に運行するための法律や条例が既に制定されています。現在アメリカ国内の75%の地域でUberが利用でき、人々の交通に変革を起こしています。

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「市民の安全の担保や利用者を保護するために必要な規制を構築しました。同時に、ここワシントンD.C.において、これらのサービスが他者から妨害されることなく運営できるようにすることも目指しました。安全性の担保、保険の適用、そして適正な競争環境をバランスよく確保することが、この法律の主旨です。」

メアリー・M・シェー市議会議員(民主党第3区、ワシントンD.C. 一般車からハイヤー車への転換イノベーション法サポーター)


■メキシコシティー
世界で最も複雑な都市と言われているメキシコシティは、市民に安全で利便性が高い交通オプションを提供することが課題でした。そこで、市民と政府間の議論を経て、2015年7月にライドシェアを運行するための法律的な枠組みが制定されました。

■プエブラ
世界遺産に指定された歴史地区を含むメキシコの中規模都市プエブラでは、市民に安全な交通手段を提供する目的で、2015年8月に「エグゼクティブ・サービス」という名の元、ライドシェアを可能にする法律が制定されました。


■フィリピン
2015年5月、フィリピン政府が掲げる長期的な交通課題解決の一環として、世界で初めて国レベルでライドシェアが正式に認められました。

「安全で便利、そしてより優れていて、効率的な移動手段を利用することは、フィリピンの全国民の権利であると考えます。我々は、政策を近代化させ、革新的な解決策を施し、交通分野を進化させることを目指しています。この度、フィリピンの都市部での移動をより便利で安全なものにするため、公共交通に新たな種類を追加し規定を定めました。Uberやその他のテクノロジー企業と連携できたことを喜ばしく思います。本制定により、既存の公共交通もさらに近代化し、質も向上し、更なるイノベーションを期待します。未来の移動サービスの形成に向け、今後も一緒に協力し続けて参ります。」

フィリピン運輸通信大臣 ジュン・アバヤ氏


キャンベラ
2015年9月オーストラリアの首都キャンベラ含む首都特別地域では、世界で初めてUberのサービス開始前に、ライドシェアに特化した規制が制定されました。また、サービスをスタートして1週間で3,000人のドライバーの登録がありました。

首都特別地域政府はキャンベラの都市交通を改善するため、ライドシェアの導入を支持します。Uberのようなサービスは、新たな移動手段を提供し、これらのサービスは新しい技術を駆使することで、利用者に選択肢を与え経済の生産性を向上させます。Uberと協力し、ライドシェアを可能にする明瞭な法律を制定できたことを嬉しく思います。このような取り組みは、世界の中でも先進的であり、他国の政府にもぜひ同じ道を歩んで欲しいと思います。」

オーストラリア首都特別地域首相 アンドリュー・バー氏